チリ
CHILE
バルパライソ/サンチャゴ
傾斜の急な丘に囲まれたバルパライソの港には、由諸あるビクトリア風の建物やケーブルカーがあります。1536年より人が住み始め、征服者ディエゴ・デ・アルマグロの生誕からその名がつけられたチリで最古の都市で、セントラルバレーと首都サンチャゴへの玄関口でもあります。人口500万人以上が住むサンチャゴは、雪の帽子をかぶるアンデス山脈のふもとに広がります。
主な見どころ
①海事博物館
丘の上に建つネオクラシカル様式のこの博物館では、港の歴史などが学べます。かつては海軍学校だった建物で、ここから街と海の素晴らしい景観が楽しめます。
②ケーブルカー
バルパライソは丘に囲まれた地形のため急斜面が多いのが特徴です。丘の上に登るにはアセンソールと呼ばれるケーブルカーを使うととても便利です。
③ビーニャ・デル・マル
チリの中で一番人気のある観光都市ビーニャ・デル・マル。チリで最も古いカジノ、世界に通用する一流レストラン、ヤシの木が連なる大通り、公園、海岸などがあります。
④フォンク博物館
500年以上前に造られたイースターのモアイ像が入り口で出迎えてくれる博物館。ビーニャ・デル・マル出身の考古学者フランシ スコ・フォンクにちなんで名付けられました。
⑤アルマス広場
サンチャゴの中心にある広場で、16世紀、スペイン人により築かれた当時は官庁街でした。現在では庭園の散策や広場で演奏される音楽などが楽しめます。
⑥国立歴史博物館
旧レアル・アウディエンシア宮殿内にある博物館で、植民地時代から現代までの幅広い展示がされています。
コキンボ/ラ・セレナ
クルーズ客船が到着するコキンボは、1544年に築かれた港町です。ここは、厳しいアタカマ砂漠と肥沃な中央渓谷の間にある人気のリゾート地、ラ・セレナの玄関口でもあります。ラ・セレナの中心にあるアルマス広場には、コロニアル風建築物と19世紀に造られた教会があります。また、近くにあるエルキ渓谷はブドウやパパイヤ、熱帯果実のチェリモヤなどが採れる農業地帯で、農耕牧畜民ディアギタ族とエル・モリェの文化のふるさととしても知られ、素晴らしい陶器と宝飾品で有名です。
主な見どころ
①トロロ天文台
南半球で6番目に大きい天文台で、大きな天体望遠鏡があります。また、ここからは素晴らしい山並みを見ることができます。
②エルキ渓谷
エルキ渓谷の背後にはアンデス山脈がそびえ立ちます。ハイキングやトレッキングで人気があり、ブドウやレモンの畑などが多い場所です。
③ピスコ地区
エルキ渓谷にひっそりと佇むピスコ地区は、16世紀にスペイン人によって造られたブドウのブランデー「ピスコ」を産出することで有名です。
④考古学博物館
1943年に設立されたこの博物館には先コロンブス期の陶器、イースター島のモアイや様々な種類の化石、地図など、約1万2千点の展示物があります。
⑤岩絵
エンカント渓谷では、紀元前2000年ごろに造られた岩の彫刻や岩絵など、過去の文化を見ることができます。岩絵は国指定記念物になっています。
⑥ラ・セレナ
ラ・セレナは人気のあるリゾート地です。この街にある民芸市場ラ・レコヴァでは、銅や銀などから作られる宝飾品やガラス細工、陶器などが販売されています。
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