フランス領ポリネシア
FRENCH POLYNESIA
パペーテ/タヒチ島
ポリネシアの島々は、広大な太平洋に点在する火山と環礁から成っています。その中のひとつ、タヒチ島は、「愛の島」とも呼ばれ、フランス領ポリネシアを構成する118の島と環礁の中でも最大。面積1,041平方キロメートルを誇る島には、2,248メートルの高さのオロへナ山がそびえ、タヒチ・ヌイ(現地語で大きなタヒチ)には、114キロの道路が海岸線を一周しています。一方、タヒチ・イティ(現地語で小さなタヒチ)として知られる半島部分には両岸に18キロの道路が伸びています。タヒチの首都、パペーテは、政府の建物や病院、銀行などが集まる賑やかな都市です。
主な見どころ
①アイランドドライブ
タヒチ島の観光ドライブでは、市内の喧騒から離れ、タハラアの丘、ヴィーナス岬、アラホホの潮吹き岩、ファウルマイの滝などを巡ります。
②タハアラのワン・ツリー・ヒル
島の指定史跡にもなっている色とりどりの花々に囲まれた大きな木は、眺望のいい丘の上にあり、クック船長が航海時の目印としていました。
③ジェームス・ノーマン・ホールの家
マタバイ湾を望む海岸沿いに、30年以上もタヒチで暮らしたアメリカ人作家、ジェームス・ノーマン・ホールの家があり、記念館として公開されています。
④ヴィーナス岬
探検家のブライ、ウォーリス、クックの3人は、船をこの岬に投錨しました。ここは1769年にキャプテン・クックが金星の太陽面通過を観測した場所です。
⑤ポマレ5世と王家の墓
タヒチ最後の王ポマレ5世は、サンゴと溶岩のブロックを使用し、ギリシャの壺に似せて造られたと言われている墓に埋葬されています。
⑥ファアルマイの滝
ファアルマイの滝は、バイマフタにあるファアルマイの渓谷にあり、タヒチで一番美しいと言われています。
フアヒネ島
タヒチの北西176キロに位置し、フアヒネ・ヌイ(大フアヒネ)とフアヒネ・イティ(小フアヒネ)の2島から成り、狭い水路によって結ばれています。島の周りはサンゴ礁で守られ、その内側には白砂のビーチ、エメラルド色のラグーンが広がっています。野生の熱帯植物が繁茂する緑深い山々は、なだらかな姿を見せています。島には考古学的にも貴重な古代ポリネシアの遺跡が多く見られます。
主な見どころ
①マラエ祭祀殿
フアヒネにある屋外の祭祀殿をマラエと呼びます。長方形の区画に石や木材の柱を打った作りで、宗教上の、また、集会所の目的で利用されたと考えられています。
②ファレポテエ
水辺に建つファレポテエは小さな考古学博物館です。1998年のサイクロンで破壊され、2001年に伝統的な建材を用いて再建されました。
③輪駆動車での観光
フアヒネのサンゴ礁、バニラの栽培農園、熱帯魚を獲る仕掛け、教上の祭殿、道々に自生する島の花々を楽しめるドライブです。
④ラグーン観光
美しいラグーンでのピクニックでは、伝統的なポリネシア料理のランチのほか、パレオ・コンサートや散策を楽しめます。
⑤青い目のウナギ
フアヒネには、透明度のあるきれいな水で繁殖した、珍しい青い目の巨大ウナギが生息しています。そのウナギへの餌付けもできます。
⑥真珠養殖場
ボートで真珠養殖場へ渡り、どのように島の人々が真珠の養殖技術を学び、質の向上、並びに真珠そのものを洗練させていったかを見学します。
ボラボラ島
タヒチ島から240キロ北西にあるボラボラ島は、その美しさから「太平洋の真珠」と称えられる古代海底火山活動の名残の島。特徴的な山と環礁に守られた広いラグーンの美しさは、訪れた人々を圧倒します。往年の映画『チコと鮫』『ハリケーン』などの舞台となった島です。
※クルーズ客船は碇泊し、テンダーボートでの上陸となります。
主な見どころ
①島巡りツアー
ドライバーガイドの説明を聞きながら、伝説に満ちた島をぐるりと一周、約35キロの道をドライブします。途中、景観の良い場所や歴史的な場所に立ち寄ります。
②ラグーン観光
南太平洋の中でも最も美しいと言われるボラボラ島のラグーンを、グラスボトムボートまたはカタマランボートで巡ります。熱帯魚の群れや色とりどりのサンゴ礁を観察しましょう。
③マリンスポーツ
ボラボラ島はマリンスポーツのメッカ。スキューバダイビング、シュノーケリングなどが楽しめます。また、アクアヘルメットを装着すれば、髪を濡らすこと無く水中観察もできます。
④4輪駆動車での観光
ガイドと一緒にでこぼこのオフロードを進み、ボラボラ島の動植物を観察しましょう。興味深い島の歴史を学び、雄大なパノラマの景色を楽しみ、人気の観光スポットを訪れます。
⑤マティラビーチ
パホヌの丘を登ると素晴らしいマティラビーチが見渡せます。南国の楽園を写真に収めるなら、きらめくラグーンと約1.6キロにも及ぶパールホワイトの砂浜が見えるここからの景色が最良です。
⑥ブラッディマリー・レストラン&バー
ボラボラ島で有名スポット、ブラッティマリー・レストラン&バーを訪れます。ここではヤシの木の株がイス代わり。床には一面白砂が敷き詰められています。
モーレア島
タヒチ島の姉妹島であるモーレア島は、白い砂浜とトルコ石色のラグーン、太古の火山活動の名残である切り立った岩山、緑深い渓谷が特徴的な景観を作り出しており、往年の名画「南太平洋」で魅惑の島「バリ・ハイ」のモデルになった島です。環礁に守られた広いラグーンの沖合に浮かぶ小島、モトゥへのクルーズとピクニック、スノーケリングなど豊かな自然をお楽しみください。黒真珠、骨董品、香水、パレオ、サンドレスなどのショッピングも楽しめます。
主な見どころ
①島巡りツアー
モーレア島の旅は、ベルベデール展望台へ続く海岸沿いの道のドライブから始まります。パイナップル畑やコーヒー栽培の農場を抜け、祭祀殿マラエの伝説に耳を傾けてみましょう。
②ベルベデール展望台
ロツイ山の頂上にある見晴らしのよい展望台からは、緑生い茂る森と山裾にあるオプノフ湾とクック湾の素晴らしい眺望を楽しめます。
③ティキ村シアター
ティキ村のカルチャーセンターでは、木彫、ヴァヒネの機織物,花のレイ,キルト,染色された布、その他工芸品が購入できます。伝統的なタヒチアンダンスを楽しみ、パール工房を見学します。
④モーレア・フルーツジュース工場
地元の新鮮なフルーツを使ったジュースを製造している果物加工工場を訪れます。豊富な種類のジュースほか、フルーツブランデーやリキュール類も製造しています。
⑤水中生物探索
モーレア島にあるふたつの湾では、ボートやジェットスキーや水上スキー、パラグライダー、小島でのピクニック、スキューバダイビングでサメの餌付けなど様々なマリンアクティビティが楽しめます。
⑥イルカ・ウォッチング
モーレア島は、イルカの生息地です。ドルフィンセンターを訪れ、海洋生物学者からの解説を聞きながらイルカの生態を観察します。
ライアテア島
タヒチ島の192キロ北西にあるライアテア島は、全周170キロにも及ぶタヒチに次ぐ大きな島。古代ポリネシアの聖なる地と言われ、文化、宗教、政治の中心として栄えました。タハア島と同じ環礁に囲まれ、エメラルド色のラグーンと緑豊かな渓谷や滝の数々が美しいコントラストを見せています。肥沃な谷間や平原にはパイナップルやバニラの農園が見られます。
主な見どころ
①ポリネシア式祭祀殿
ライアテア島はポリネシア諸島の中で最も神聖な地で、以前は宗教上フレンチポリネシアの中心を成していました。島にはマラエと呼ばれる遺跡がたくさんあり、最も重要なものはタプタプアテアと呼ばれる遺跡です。
②ラグーンのアクティビティ
ライアテア島とタハア島は、環礁でラグーンが守られていることにより、世界に誇るスキューバダイビングのスポットがあるほか、シュノーケリング、スイミング、ジェットスキーやカイトサーフのメッカにもなっています。
③マリンアクティビティ
ライアテア島とタハア島は、様々なマリンアクティビティが楽しめる場所です。スポーツフィッシングからサメやエイの餌付け、ヨットやカヤックでのラグーン航行、小島へのピクニックなど多種多様です。
④タハア
ソサエティ諸島のボラボラ島とフアヒネ島の間に位置するタハア島は、すぐ隣にあるライアテア島と同じ環礁で囲われており、その昔、ライアテア島とタハア島がひとつの島だったことがわかります。
⑤黒真珠ファーム
ポリネシアの人々にとって黒真珠は純粋のシンボル。ポリネシア諸島の中でもとりわけライアテア島とタハア島の黒真珠は有名で、真珠養殖場から良質な黒真珠が全世界に輸出されています。
⑥バニラ農園
1848年にアドミラル・ハーメルンがポリネシアで最初のバニラの栽培を始めました。タハア島はバニラの島とも言われ、フランス領ポリネシアで生産されるバニラ産出量の70%を占めています。
ランギロア島
タヒチの北東350キロに位置するランギロア島は、ポリネシア最大の環礁でその規模は世界でも4本の指に入ると言われます。240以上の小島が東西67キロ、南北25キロほどの楕円を描いて連なっています。最大幅で200~300メートルの環礁の外側は荒々しい外海、内海には白い砂浜と青いラグーンが広がっています。この島では昔ながらのシンプルで静か、そして平和的な生活が営まれています。ラグーンの内側は、黒真珠の養殖や養魚に適した静かな海で、シュノーケリングやダイビングの初心者にもおすすめです。
主な見どころ
①シュノーケリング
ランギロア島のラグーンは、シュノーケリングに絶好の場所。人気のシュノーケリングスポットには、サンゴ礁やたくさんの熱帯魚が生息しています。
②ラグーン観光
ダイビングやシュノーケリング、グラスボトムボートで、外洋とラグーンの境界付近に生息するたくさんの熱帯魚の群れを観察することができます。
③スキューバダイビング
環礁の外側に広がる外洋には、トビエイやサメの群れ、マグロの大群が観察できる驚きのダイブスポットがあります。
シンボルマークのご案内
健脚レベル |
|
|
|
---|---|---|---|
車いす |
|
|
|
食事 |
|
|
|
ショッピング |
|