ノルウェー
NORWAY
オスロ
フィヨルドの奥深くに位置するオスロは、人口50万人ほどとスカンジナビアでは最も小さな首都ですが、歴史的には最も古い首都となります。静かな水面と美しい緑の森、別荘の建つ小島が点在しています。15世紀の大火の後、クリスチャン4世により広い路と美しい広場、公園など他のヨーロッパの都市では見られない街に生まれ変わりました。公園や広場にはノルウェーの歴史を伝える銅像や代表的な芸術家ヴィーゲランの彫刻など数多くみられます。
主な見どころ
①ヴィーゲラン彫刻公園
有名な彫刻家グスタフ・ヴィーゲランが生涯をかけて作り上げた公園です。公園内は5つのセクションに分かれ、人間の生涯をモチーフにした200以上の彫刻が見られます。
②ビグドイ半島
この半島には、コンチキ号博物館、バイキング博物館、フラム号博物館など、ノルウェーの素晴らしい海の歴史を展示する博物館があります。
③ホルメンコッレン・スキー ジャンプ台
1952年のオリンピックで使用されたスキージャンプ台です。2011年にもスキージャンプ大会が開催されました。周辺のパノラマの景色も見事です。
④国立美術館と絵画「ムンクの叫び」
1837年に創設されたノルウェー最大の美術館です。19世紀から現代までのノルウェー人画家の作品が展示されています。最も有名な作品はエドワルド・ムンクの「叫び」です。
⑤市庁舎
1950年に完成したユニークな作りの市庁舎で、ノルウェー芸術の豊富なコレクションがあり、ノーベル平和賞の授賞式が行われます。
⑥アーケシュフース城
オスロフィヨルドの上に高くそびえたつ中世の城と城壁は、首都オスロを守るために建造されました。その歴史は1299年ホーコン5世の統治時まで遡ります。
ゲイランゲル
「ゲイランゲルには牧師は要らない、フィヨルドが神の言葉を語るから」とノルウェーの国民的文学者ビョーンソンが絶賛したゲイランゲルフィヨルドの奥まったところにある小さな村。我々が目にする美しいフィヨルドの写真の多くは、この付近で撮影されています。
※ゲイランゲルでは沖合に投錨し、客船のテンダーボートで上陸します。
主な見どころ
①ゲイランゲルフィヨルド
ゲイランゲルフィヨルドは、ノルウェーで最もよく知られているフィヨルドです。高い滝や牧歌的な農場があるその風景は、世界自然遺産に登録されています。
②ダールスニッパ山
ゲイランゲルから7キロほど離れた場所にあるダールニッパ山。標高1,500メートルほどの山頂からは、ゲイランゲルフィヨルドの素晴らしい景色を眺めることができます。
③フリーダールスユーエ
フリーダールスユーエは、ゲイランゲルの南にあります。せり出した巨大な岩は、ゲイランゲルフィヨルドの開口部で、観光写真などでよく見かける風景です。
④イーグルロード/ベンド
ゲイランゲルとエイズダルを結ぶイーグルロード。曲がりくねったその道の最後のヘアピンターンは、イーグルベンドと言われ、ここからゲイランゲルフィヨルドを眺められます。
⑤フィヨルドセンター
ゲイランゲルフィヨルドセンターでは、山々やフィヨルド、この地区の民族の歴史が展示され、「山からフィヨルドへ」というマルチメディアショーも見ることができます。
⑥ハーダルサマーファーム
ノルウェーの気候は、リンゴやサクランボ、ベリーの栽培、また、家畜を育てるにも最適で、多くの農場があります。そのひとつ、ハーダルサマーファームを訪れます。
スタヴァンゲル
ノルウェー第4の都市と言っても人口約10万人。鰊漁の基地として発展したスタヴァンゲルは、1940年代に北海油田の中心地として国際的に急速に発展した町。旧市街には町の成立と同時に建立された大聖堂を中心に、18~19世紀の木造の家屋が多く見られます。マーケットでは新鮮な魚介類が多く見られ、この街の古くからの海との関わりが窺えます。この地方は北部に比べ比較的平坦で、フィヨルドと豊かな農地が美しい景観を醸し出しています。
主な見どころ
①リーセフィヨルドクルーズ
ノルウェーの大自然のハイライト。このフィヨルドの長さは42キロほどで、垂直に切り立った岩盤は水面から1,000メートル以上というところもあります。
②鉄器時代の農場
私たちの祖先が始めて鉄製の道具や武器を使い始めた西暦4~5世紀。ここにある樹皮と泥炭でできた屋根の木造建物を見ると、その当時に戻ったかのような感覚になります。
③ウスティン修道院
1260年頃建てられたこの修道院は、宗教改革まではアウグスティヌスの修道僧の拠点となっていました。今では結婚式場、イベント会場、または博物館として人気の場所となっています。
④石油博物館
水上から見ると、まるで小さな石油採掘所のようなこの建物は、1999年にできた石油博物館です。こちらでは北海油田の海上石油掘削装置などの歴史をご紹介しています。
⑤スタヴァンゲル大聖堂
この大聖堂は、イギリスの司教であったレイナルドによって、1100年から1150年の間に建てられました。14 世紀からほぼ原型のまま残されている、ノルウェーで唯一の大聖堂です。
⑥ウランハーグ展望台
ウランハーグ展望台では360度のパノラマビューをお楽しみいただくことができます。お天気が許せば、東にはリフィルケ山脈、西にはフィヨルドの景色もご覧いただけるでしょう。
トロムセ
北緯70度近くに位置する北極圏最大の町、トロムセは、ノルウェー本土と長さ1キロほどの橋で結ばれ、トロムセ島とその周辺の島々で構成されています。島には岩をくり貫いたトンネル道路や駐車場など厳冬な土地ならではの工夫が見られます。また、ここにはノルウェーで2番目に古い世界最北の大学もあります。
主な見どころ
①北極教会
ノルウェーの文化や信仰を象徴するこの教会は、ガラスや鋼鉄、コンクリートでできた11の三角屋根、美しいステンドグラスのある近代的な建築物です。
②ケーブルカー
ケーブルカーでストールスタイネン山の頂上まで登ると、トロムセの島々、周辺の山々をのぞむ360度の景色が楽しめます。山頂には、街を見下ろすレストランもあります。
③極地博物館
19世紀初頭の倉庫を復元した博物館は、北極での狩猟を紹介する中核として、トロムセの歴史と共に、ノルウェーの探検家や猟師たちの歴史を紹介しています。
④トロムセ博物館
ノルウェー北部の自然や文化を学び、北極に暮らす動物たち、地域の歴史、考古学の展示を見ることができます。
⑤北極センター
センター内にある水族館には、映像や展示物のほか、歩いて回れる「北極通路」、お土産物屋があり、アゴヒゲアザラシにも出会えます。
⑥ハスキー犬野営キャンプ
250頭以上のアラスカン・ハスキー犬が暮らす野営のキャンプを見学できます。
トロンハイム
中世にはノルウェーの首都だったトロンハイムは、ニデルヴァ川の河口に広がっており、997年にヴァイキング王によりニダロスと名付けられた歴史のある街です。1536年までは大司教の町として栄え、ヨーロッパ全土から巡礼者が訪れました。現在は人口約15万人、ノルウェー第3の都市。18~19世紀に建てられた木造の家屋が今でも数多く残っています。
主な見どころ
①ニダロス大聖堂
10世紀に建てられたゴシック様式の大聖堂で、スカンジナビアで最も大きく、ノルウェーにキリスト教をもたらした聖オラフが眠っています。
②大司教の館
ニダロス大聖堂に隣接し、ノルウェー最古の世俗的建物です。1566年以降、デンマーク総督の住居となっていましたが、のちに軍によって返還されました。
③リング博物館
リング博物館は美しいトロンハイムフィヨルドを見下ろす丘の上に建っています。かつてのマナーハウスなどの建物で、2,000種類もの楽器のコレクションを所蔵しています。
④トロンデラーグ博物館
カラフルな民族博物館で、付近の街から集められた17~19世紀の台所用品や農具が展示され、当時の人々の生活を見ることができます。
⑤トロリー体験
80年代後半、2年間ほど運転をやめていた路面電車でしたが、地域の人々の強い要望により運転を再開。ニデルヴァ川を眺めながらバーセンの丘を登っていきます。
⑥スティフツガーデン
スカンジナビア最大の木造建築物のひとつで、1778年に建てられ、優雅なダイニングルームがあります。現在はロイヤルレジデンスとして知られています。
ベルゲン
街の美しさと共にフィヨルドの玄関口としても知られるベルゲンは、人口22万のノルウェー第2の都市。ヨーロッパでも最大規模のクルーズ客船寄港地です。1070年、オラフ3世により街が創られ、12~13世紀にはノルウェーの首都として、また、ハンザ同盟の交易の街として栄えました。ヨーロッパで最も保存状態の良い町のひとつで、世界遺産にも登録されています。作曲家グリーグの生家があることから毎年多くのクラシック愛好家が訪れます。
主な見どころ
①ブリッゲン
山とフィヨルドに囲まれたノルウェー第2の都市ベルゲン。中でもブリッゲンは古くから残る地区で世界遺産に登録されています。
②ハンザ博物館
大広間はハンザ同盟の時代から集会場として使われていた場所で、バルト海の貿易商人たちが集まり、取引や食事をしていました。
③ハダンゲルフィヨルド
世界で3番目に、ノルウェー国内では2番目に大きいフィヨルドです。素晴らしい景観にスポットライトをあてた日帰りボートツアーでもお楽しみいただけます。
④フロイエン山とケーブルカー
ベルゲンにある7つの山のうち、もっとも人気が高いフロイエン山はケーブルカーで簡単に山頂に行くことができ、 素晴らしいパノラマを楽しめます。
⑤ガムレ・ベルゲン博物館
18~20 世紀の木製建物が集められた野外博物館です。数多くの部屋や展示物があり、何世 紀にも渡るベルゲンの生活を見ることができます。
⑥トロールハウゲン
スイス風の邸宅と緑豊かな庭園があるトロールハウゲンは博物館とコンサートホールがあり、ノルウェーの偉大な音楽家エドワード・グリーグに関する展示もあります。
ヘルシルト
ゲイランゲルに近く、スニルヴェンフィヨルドの先端にある小さな村。周囲を取り囲む高い山から多くの滝が流れ落ち、美しい景観を醸し出しています。
※ゲイランゲルで本船と合流するツアーに参加する方のみテンダーボートで上陸します。
主な見どころ
①ヨステダール国立公園
この国立公園には、ヨーロッパ大陸最大の氷河があります。小さな氷河も含めると約20万エーカーもの広さになります。
②ブリクスダール氷河
ヨステダールの氷河の中で、最も行きやすい場所。緑が覆うブリクスダールバレーから約1,200メートルの高さでそびえ立っています。
③ストリン
ノルウェーの西海岸にあるストリン。ここからは、ブリクスダール氷河などの氷河や雪をかぶった高い山々、フィヨルドなども見られます。
④ブルドレフォッセン滝
心臓破りのヘアピンカーブを通り抜けると、雷のように大きな音を響かせるブルドレフォッセン滝が姿を現します。
ホニングスヴォーグ/ノールカップ
ヨーロッパ最北端の岬、ノールカップを訪れる拠点の町、ホニングスヴォーグは、ノルウェー北部の重要な漁港。第二次大戦でこの地を占領していたドイツ軍が撤退する際、徹底的に破壊されましたが、木造の教会のみ難を逃れました。
主な見どころ
①ノールカップ(最北端の岬)
ホニングスヴォーグにある岬で、小型植物、小さな湿原などの風景が楽しめます。
②ノールカップホール
このホールには、レストランやシアター、お土産物屋、教会、郵便局まであります。
③バードウォッチング(スタッペン島)
スタッペン島では、海ワシやミツユビカモメ、ツノメドリ、鵜など海鳥が多く生息しています。
④太陽の東ギャラリー
マーゲロイ島の小さな漁村にあるヨーロッパ最北端のギャラリー。島の芸術品、工芸品、書籍などがあります。
⑤アイスバー
壁、テーブル、イス、グラスまで、すべてがラップランドの湖から運ばれた氷でできたユニークなバーです。
⑥アウトドア
サンネフィヨルドまでゴムボートで。サンネフィヨルドでは大きなタラバガニがおり、カニと一緒に記念撮影ができます。
その他のノルウェー
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