カナダ
CANADA
ガスペ
ガスペ半島は、ケベック州南東のセントローレンス川の河口に突き出た半島で、そこには険しい海岸線、青々とした緑地、多様な野生動物の生息地、絵になるような村、有名な不思議な地形がある陽気な場所です。小石が波に流される音に耳を澄まし、空高く舞う海鳥がダイビングしたり旋回したりするのを見たり、一枚岩のアーチ状の岩に驚き、フレンチ・ケベックの歴史や文化に浸ることができるでしょう。1534年にフランスの探検家ジャック・カルティエが上陸し、フランスの植民地としたのはまさにこの地でした。
主な見どころ
①フォリヨン国立公園
青々した草原、起状の多い海岸線が広がる国立公園です。今なお多くの保護区域が点在しています。
②ペルセ岩
海の目印ともなるペルセ岩。その大きさは約365メートルもあり、クルーズ周遊できるほどの大きさです。
③バラショア・デ・マルベ(サンド・バー)
ラグーンと細長く続く湿地帯に様々な種類の渡り鳥がやって来ます。ガチョウやアヒルを見られることもあるでしょう。
④ボナヴァンチュール島
世界中で最も大きく近付きやすいシロカツオドリの群れに加え、その他多種の渡り鳥に出会える夢のような場所です。
⑤ペルセ
引き潮時に徒歩でアクセスできる約60メートルものアーチ状の一枚岩。日暮れ時に変色を見せる大きな岩に感動させられるでしょう。
ケベックシティ
ケベック州の州都ケベックシティは、1608年にフランスの殖民地として川沿いに街が造られ、毛皮や木材などの交易の場として多くの商人で賑わいました。その後1759年には英仏間の植民地戦争の結果、イギリスの植民地となり、ふたつの文化の混在する街となりました。現在でも住民の8割がフランス語を母国語とし、フランス文化の香りが高く、カナダ連邦からの独立運動も盛んに行われています。
主な見どころ
①シャトー・フロントナック
旅行者の短期滞在場所として19世紀の終わりに建てられ、緑の小塔のある城からホテルとなったこの建物は、1980年にカナダの国立歴史的重要史跡として認められました。
②ロイヤル広場
ロイヤル広場は小さいが絵になるような広場で、北米でのフランス文化発祥の地であり、ニューフランスで初の永久入植の場所でありました。
③モンモランシー滝
モンモランシー滝は、高さ83メートルとナイアガラ滝より高い壮大な滝です。滝を囲むエリアはモンモランシー滝公園になっています。
④サンタンヌ・ド・ボープレ
セントローレンス川沿いに佇む村サンタンヌ・ド・ボープレの中心には、カナダで最も有名な聖堂のひとつである2本の尖塔をもつ大聖堂があります。
⑤戦場公園
戦場公園は1759年の決定的な戦場跡であり、267エーカーの広さがあるカナダで最初の国立都市公園です。また、アブラハム平原とも呼ばれています。
⑥オレルアン島
セントローレンス川に位置するオルレアン島は、この州で最も初めにフランス人によって植民された場所のひとつです。今日は広い田舎の農業地区として残っています。
サグネ
サグネ川に面しており、ケベック州の中央部に位置しています。サグネフィヨルドルートには、3カ所の国立公園があり、海と山、絶壁の素晴らしい景観が有名です。その特別な自然美は陸からも、海からも、空からもご覧いただけます。サグネフィヨルドの両岸は、昔ながらのフランスの名残があり、美しい自然と可愛らしい村が並んでいます。
主な見どころ
①サグネ
サグネはいくつもの小さな町からなり、雄大なサグネフィヨルドの玄関口でもあります。歴史と文化が富んだ、絵のように美しい都市です。
②サグネフィヨルド国立公園
サグネフィヨルドは、氷河に侵食されできた地形が、そのまま北半球の南フィヨルドとして残ったものです。現在では、クジラや多数の魚の繁殖地となっています。
③レ・シェバー・デュ・ノード・ゴートファーム
アンゴラヤギのウールからできるモヘヤ服の編み方を、19世紀から受け継がれている手法で紹介しています。
④シクティミ
かつては毛皮貿易が盛んでしたが、後にパルプと紙工場として栄えました。国立史跡のパルプ・ミルがその変化を物語ります。
⑤アリディダ
「135 日間で都市ができる」とよばれたモデルタウンが、1927年に実行されました。ユニークなダウンタウンが国立史跡に指定されています。
⑥リトルホワイトハウス
1996年にシクティミ川が氾濫した時にも被害を逃れ、多くの人の希望となりました。広場のそばには、その記念碑が残されています。
シドニー/ノヴァ・スコシア州
大西洋に面したケープブルトン島は、カナダ本土から狭い水路で隔てられたノヴァ・スコシア州を代表する景勝地。シドニーは1785年にアメリカの独立戦争を制圧するため派遣された英国海軍が基地として使用を始め、石炭の重要な産出港と製鉄業の町として発展しました。第二次世界大戦中は艦隊の集結地となりました。現在は北部の広大な国立公園や島の中央に広がるブラッドール湖など豊かな自然に恵まれたリゾート地として人気があります。
主な見どころ
①アレクサンダー・グラハム・ベル博物館
3つの展示ホールには初の電話を含め、数多くのベルの発明品があります。別棟の屋上ガーデンからは132部屋の老人ホーム“Beinn Breagh”を見ることができます。
②ブラッドール湖
フランス語で“金の腕”という意味があるこの湖は、たくさんの洞窟や島があることで知られています。また、ほとんどが高い丘と低い山によって囲まれています。
③バデック
ケープブルトンの中心で美しいブラッドール湖にあるこの可愛らしい海岸の町には、バデック湾を雄大に見渡せる場所に建つアレクサンダー・グラハム・ベルの夏の別荘があります。
④ケープブルトンハイランド国立公園
この約23万エーカーのこの公園には、ケープブルトン高原として知られる美しい山々、緑豊かな谷や森、透明で澄んだ滝、岩の多い海岸線、ツンドラのような台地があります。
⑤ハイランド村と博物館
18世紀半ばのノヴァ・スコシアのゲール文化を賛美する43エーカーの歴史博物館です。時代を感じる建築物や珍しい農場の動物たち、展示品が楽しめます。
⑥ガボットトレイル
この景観道路はケープブルトン高原をぐるりと一周できます。ごつごつとした海岸線と絵に描いたように美しいブラッドール湖沿いを通ることができます。
シャーロットタウン
カナダで最も小さなプリンス・エドワードアイランド州は、ルーシー・モード・モンゴメリーの小説「赤毛のアン」の世界的な人気により、カナダで最も知られた観光地になりました。州都シャーロットタウンは、1864年にカナダ連邦成立に向け、最初の会議が開かれたことから「カナダ発祥の地」とされています。緩やかな丘陵の続く美しい自然と独特の風土と歴史、赤毛のアンに登場する世界をお楽しみください。
主な見どころ
①赤毛のアン国立史跡
キャベンディッシュ村に位置する19世紀の農家、グリーンゲイブルスは、ルーシー・モンゴメリの小説「赤毛のアン」の舞台であり、インスピレーションを得た場所でもあります。
②プリンスエドワード島国立公園
この美しい国立公園は、観光客がキャベンディッシュ村の赤毛のアンの家へ集まるようになってから作られました。赤砂岩の崖やビーチが特徴で、多くの固有の生物が生息しています。
③シルバーブッシュと赤毛のアン博物館
シルバーブッシュの赤毛のアン博物館は美しい110エーカーの敷地内にあり、観光客は花の咲いたガーデンを散歩したり、輝く湖水の眺望を楽しんだりできます。
④シャーロットタウン
シャーロットタウンの町はプリンスエドワード島で最も大きな町であり、州都でもあります。多くの歴史的建造物や港、活気のあるショッピングエリアがあります。
⑤ブルーヘロン景観ドライブ
島のアオサギから名付けられた絵に描いたようなブルーヘロンドライブは、ノース・ショアのビーチに沿って延び、国立公園を抜け、島の赤砂岩の崖の側を通ります。
⑥ノース・ラスティコ
島の北岸のこの美しい港とビーチは、およそ1790年に造られました。見応えのある赤砂岩のビーチや豊かな農業、活気に満ちた漁港で有名です。
セントジョン/ニューブランズウィック州
カナダでも最も古い州のひとつ、ニューブランズウィック州は広大な森林と肥沃な渓谷沿いの原野に覆われ、早くから開拓が行われた地帯。セントジョンはカナダで最も古い都市で、セントジョン川を挟んでアメリカのメイン州と接しており、世界で最も干満の差が多いために起こる川の逆流現象で知られています。
主な見どころ
①リバーシング ラピッズ
リバーシングラピッズはセントジョン川の逆流現象のことで、カナダの東海岸に274キロ延びるファンディ湾の激しい潮の干満により起こるユニークな現象です。
②オールドシティーマーケット
オールドシティーマーケットはカナダの歴史的史跡の一部分で、カナダで最も古いファーマーズマーケットです。
③セントアンドリュー
オールドニューイングランドの面影を残した絵に描いたように美しい町です。1783年にロイヤリストによって建設され、州の中でも最も古い町のひとつで す。
④セントジョン文化遺産地区
セントジョンの文化遺産保存地区であるトリニティーロイヤルは、19世紀の建築を保存し、現代的なブティック、アンティーク、レストランが並びます。
⑤カールトンマーテロータワー
このタワーからは、再建された火薬庫や兵舎の部屋のような観光スポットや素晴らしいセントジョンの眺望を見ることができます。
⑥セントマーティンズと海の洞窟
セントジョンの東にあるセントマーティンズは造船の村。赤い断崖や海の洞窟、3マイル続くファンディ湾の三日月型ビーチがあります。
ハリファックス
ノヴァ・スコシア州の州都ハリファックスは、1749年、カナダで始めての英語圏の入植地となりました。以来、冬でも凍結しない天然の良港を持つカナダ大西洋岸地方の経済の中心地として発展し、現在ではこの地方最大の都市となっています。坂の多い街中には、カナダ最初の教会や石造りの重厚な建物が多く保存され、往時の軍事、経済の中心地としての繁栄がしのばれます。
主な見どころ
①大西洋海洋博物館
ノヴァ・スコシア州の海の歴史を遡ります。世界でも最も重要なタイタニックの遺品を見ることができ、多くの展示品の中には、唯一残ったデッキチェアなどもあります。
②ピア21
ここにあるカナダの移民博物館では、1928~1971年の間に多くの人々が通過した入国ポイントを体験し、個人的、 国家的な苦闘や成功の物語を学びます。
③ヒストリック プロパティーズ
19世紀から続くこの地区にいると、商船や私掠船、海軍船が港を出入りしていた時代に戻ったようです。散策をしながら、歴史を感じてみてください。
④ハリファックス シタデル 国立歴史地区
1869年の要塞での生活を表現した歴史プログラムをお楽しみください。また、ハリファックスと北米の歴史の中での役割を説明する展示もあります。
⑤州議事堂
1819年から毎年ノヴァ・スコシア州の議会が行われてきた場所です。会議室や図書室をツアーで回ることができます。
⑥セントポール英国国教会
この18世紀の教会は、ハリファックスで最も古いプロテスタントの崇拝の場所であり、最初の要塞教会です。
バンクーバー
広大な太平洋と雄大な山々に囲まれたバンクーバーは、カナダ第3の都市で、ヨーロッパの雰囲気と気質を持ち合わせる国際都市でありながら、美しい庭園もある街。移民も多く、それぞれの民族のコミュニティーがあり、チャイナタウンは北米第2の大きさです。年間を通して温暖な気候に恵まれ、カナダの西の玄関口として観光の拠点となっています。クラシックな店やブティックの並ぶ洒落た街で、ギャスタウンや街の中心グランビルは港から近く、ショッピングや散策を楽しめます。
ゴールドラッシュの時代、ギャッシー・ジャックがユーコンに向かう鉱山労働者の大集団向けのビジネスを開始、その結果、ギャスタウンと呼ばれるようになり、今のバンクーバーが誕生しました。地方政府は居住者に、街を1792年バンクーバーに入港したキャプテンジョージ・バンクーバーにちなんでバンクーバーという名前にするよう説得をし、現在の名前になりました。
主な見どころ
①スタンレー公園
町の中心にある400ヘクタールの広さの公園。青々とした雨林があり、野生生物と自然の美しさがあります。
②チャイナタウン
北米第2のチャイナタウンで、中国風の建築物や色鮮やかなお店など細い路地に並びます。
③グランビルアイランド
ダウンタウンの南にある小さい島で、本土とは道路でつながっており、新鮮な食品や手工芸品を販売するマーケットがあります。
④グラウス山
スカイライドで約1.6キロ。標高1127メートルにあるアルペン駅がグラウス山の頂上です。
⑤ギャスタウン
バンクーバー発祥の地。お店が並ぶ人気の商業地区です。有名な蒸気時計があり15分ごとに音楽が流れます。
⑥ロブソン通り
最も有名な買物通りで、有名なブティック、おいしいレストランなどが並んでいます。
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